【1月28日 AFP】米男子ゴルフツアー、ファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2019)は27日、米カリフォルニア州ラホヤ(La Jolla)のトーリーパインズGC(Torrey Pines Golf Course)で最終日が行われ、世界ランキング1位のジャスティン・ローズ(Justin Rose、イングランド)が21アンダーで優勝を飾り、自身のトロフィーコレクションをさらに豪華なものにした。

 この日スコアを4ストローク伸ばしたアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)も、最後に4連続バーディーと猛チャージを見せたが、ローズが2打差で振り切って米ツアー通算10勝目を挙げた。ローズは「1月は2002年ごろから勝てていなかったから、最高の気分だ」とコメントした。

 3打差の単独首位から出たローズは、出だし5ホールで3ボギーをたたく苦しい立ち上がりとなったが、パー5の7番ホールでバーディーパットを沈めて息を吹き返すと、折り返しを挟んだ連続バーディーで流れを変え、最終18番でもこの日6個目のバーディーを記録して優勝をつかんだ。

 ローズの大会優勝は、2018年11月に行われた欧州ツアーのトルコ航空オープン(Turkish Airlines Open 2018)以来で、前週のデザート・クラシック(Desert Classic 2019)では34位タイだった。

 松山英樹(Hideki Matsuyama)は最終日にスコアを5ストローク伸ばし、通算16アンダーでテイラー・グーチ(Talor Gooch、米国)と並ぶ3位タイに入った。

 初日首位のジョン・ラーム(Jon Rahm、スペイン)、世界8位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)、前回王者のジェイソン・デイ(Jason Day、オーストラリア)が、首位と7打差の5位タイで大会を終えた。

 一方、これが2019年の公式戦初戦となったタイガー・ウッズ(Tiger Woods)は、腰の手術から久しぶりにツアーへ復帰した昨年大会とよく似た4日間を過ごした。カットラインを通過するのがやっとだったところから、最終日の残り8ホールで5バーディーとチャージ。通算10アンダーで他4人と並ぶ20位タイに食い込んだ。最終日はスコアを5ストローク伸ばす「67」で、上がり9ホールは「31」だった。

 ウッズ本人は、自身の体調と集中すべきところが良く分かっている点で、昨年とは異なると話しており、「さびを落とすには良い機会だった」とコメントしている。(c)AFP