【1月28日 AFP】バドミントン、インドネシア・マスターズ(DAIHATSU Indonesia Masters 2019)は27日、各種目の決勝が行われ、男子シングルスでは大会第1シードの桃田賢斗(Kento Momota)がノーシードのアンダース・アントンセン(Anders Antonsen、デンマーク)に16-21、21-14、16-21で敗れ、優勝を逃した。

 今大会、コーチが帯同していないにもかかわらず初めて決勝の舞台に進んだアントンセンは、世界ランキング1位の桃田を相手に番狂わせを起こした。

 1時間19分にわたる試合を制したアントンセンは、この歴史的な勝利について「6歳からバドミントンを始めたことを思うと素晴らしい気持ちだ。こうしたタイトルの獲得をずっと夢見てきたから、ついに優勝することができうそみたいだ」と記者団に語った。

 21歳のアントンセンは「ついに優勝できた。今がどれほどうれしいのか、それさえ説明できない」と続けた。

 アントンセンは準決勝で、地元インドネシアの優勝候補で、第18回アジア競技大会(18th Asian GamesAsiad)の金メダルを獲得したジョナタン・クリスティー(Jonatan Christie)を下し決勝に駒を進めていた。

 試合に敗れた桃田は、大会を通してアントンセンは非常に良いプレーを披露し続けたと認めた。

 桃田は通訳を介し、「アントンセンの攻撃は優れており、きょうは守備も強力だった」とコメントしている。

 また、女子ダブルスでは第2シードの高橋礼華(Ayaka Takahashi)/松友美佐紀(Misaki Matsutomo)組が韓国の金昭英(So-Yeong Kim、キム・ソヨン)/孔熙容(Hee-Yong Kong、コン・ヒヨン)組に21-19、21-15で勝利し、優勝を果たした。(c)AFP