【1月27日 AFP】27日に行われた全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)男子シングルス決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に完敗を喫したラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が試合後、故障から復帰して迎えた今大会から多くの前向きな要素を得たと語った。

 第2シードとして今大会に臨んだナダルはジョコビッチ戦まで1セットも落とさない圧巻のテニスを披露していたが、この日は世界ランキング1位の好敵手が誇る鋭いグラウンドストロークと正確なサーブの前になすすべがなく、ロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)で3-6、2-6、3-6で敗れた。

 大敗に終わったナダルだが、昨年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)を最後に実戦から完全に遠ざかることを余儀なくされた故障があった事実を考えれば、復帰戦となった今大会で決勝まで進めた点には満足していると話した。

「きょうはベストの日ではなかったし、もちろん相手の方が自分よりはるかに良いプレーをした」「去年はタフな時間を過ごした。(出場したのは)9大会だけだったし、全米オープンの後は今大会の1回戦までプレーできていなかった」

「今夜が自分にとって最高の夜にならなかったとしても、故障からここまで戻って来られたのは非常に大きい」「2週間素晴らしいテニスがプレーできたと思うし、今後に向けて体力や気合も十分ある」「より良い選手になるためにハードに戦い続ける」 (c)AFP