【1月26日 AFP】チュニジアで25日、同国を襲った悪天候により2人が死亡した。内務省が明らかにした。一部地域は降雪に見舞われ、洪水による被害も起きている。同国では、急な悪天候により23日から警報が発令されていた。

 内務省は、河川の増水による洪水で車ごと流された女性の遺体の捜索活動を現在も進めていると発表。具体的な場所については明かしていない。

 また、ジェンドゥーバ(Jendouba)県北東部では25日朝、戸外で一夜を過ごした男性(40)が死亡しているのが発見された。男性は精神疾患を患っていた。同国ラジオ局モザイクFM(Mosaique FM)が報じた。

 ケフ(Kef)県、ジェンドゥーバ県、シリアナ(Siliana)県、カスリーヌ(Kasserine)県の一部地域は停電しており、多数の道路が通行止めとなっている。車内に閉じ込められていた100人以上が緊急宿泊所に移送され、さらに100人前後が洪水の影響で避難している。(c)AFP