【1月25日 AFP】サッカーのイングランド・プレミアリーグ、カーディフ・シティ(Cardiff City)のアルゼンチン出身FWエミリアーノ・サラ(Emiliano Sala)選手(28)を乗せた小型飛行機がイギリス海峡(English Channel)で消息を絶った事故で、警察当局は24日、捜索の打ち切りを発表した。事故は発生から3日が経過しており、サラ選手生存の見込みは「極端に低い」としている。

 先週末にフランス・リーグ1のナント(FC Nantes)から移籍したばかりのサラ選手をカーディフ・シティの本拠地である英ウェールズ地方カーディフ(Cardiff)へ運ぶためにチャーターされた同機は21日夜、イギリス海峡に浮かぶガーンジー(Guernsey)島の北方約20キロで消息を絶った。

 地元チャネル諸島(Channel Islands)に加え、英本土とフランスから派遣された捜索隊は、船艇と航空機を投入し、冷たい荒波の中で4400平方キロに及ぶ範囲を捜索。22日には複数の浮遊物が発見されたものの、機体の消息を明示するものは見つかっていない。

 警察当局は、今後は「積極的な捜索活動」は行われないものの、「引き続き現場付近の全船艇・航空機に向けて同機の痕跡がないか注意を払うよう発信する」としている。

 映像前半は、フランス・ラシャペルシュルエルドル(La Chapelle-sur-Erdre)にあるリーグ1のナント(FC Nantes)の練習所に張られたサラ選手のポスター前に献花するサポーター。後半は、練習所でサポーターと話すヴァイッド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodzic)監督と選手ら。24日撮影。(c)AFP/Nick McAvaney with Joe Jackson in London