【1月24日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2019)は23日、ベラルーシのミンスクで開幕し、女子シングル・ショートプログラム(SP)では平昌冬季五輪の女王アリーナ・ザギトワ(Alina Zagitova、ロシア)が首位発進した。

 連覇を目指す16歳のザギトワは、英国の作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)氏が音楽を担当したミュージカル「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」に合わせて堅実に演技をまとめて75.00点を獲得した。

 昨年3月に行われた世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2018)では5位に終わったザギトワは、ロシアのテレビ局に対し、「ここで完璧な演技をするために最大限の準備をしてきた」とコメントした。

「感情をコントロールし続けることに注意し、それがうまくいった」「もちろん小さなミスはいくつかあったが、きょうは得点に大きく影響しなかった。今は金曜日(25日)に最高の演技を披露することに集中しなければならない」

 同じくロシアのソフィア・サモデュロワ(Sofia Samodurova)は、ハンス・ジマー(Hans Zimmer)氏作曲の「Nyah」に合わせてパーソナルベストを更新する72.88点を記録し2位に入った。3位には65.64点でスイスのアレクシア・パガニーニ(Alexia Paganini)がつけた。

 ペアSPでは、世界選手権で3位だったフランスのヴァネッサ・ジェームス(Vanessa James)/モルガン・シプレ(Morgan Cipres)組が、76.55点を記録して首位スタートとなった。

 2位には73.90点でロシアのエフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組が、3位には73.70点でイタリアのニコーレ・デラ・モニカ(Nicole Della Monica)/マッテオ・グアリーゼ(Matteo Guarise)組がつけた。(c)AFP