【1月23日 AFP】ロシア航空大手アエロフロート(Aeroflot)の国内線旅客機で22日、乗客の男が飛行中に武器を持っていると脅して行き先の変更を要求する騒ぎがあり、同機は緊急着陸した。ロシア連邦捜査委員会によると男は「酩酊(めいてい)状態」で、アフガニスタンに行くよう要求したという。

 同機は西シベリアのスルグト(Surgut)からモスクワに向かっていたが、スルグトに近いチュメン(Tyumen)州ハントゥイマンシースク(Khanty-Mansiysk)の空港に緊急着陸し、男は着陸後に拘束された。

 ロシア連邦捜査委員会は男の身元を明らかにしていない。当局はこの出来事について犯罪捜査を開始し、「男は飛行中に武器を所持していると脅して操縦室に侵入しようとし、航空機の針路の変更も要求した」と発表した。

 アエロフロートによると、乗員乗客にけが人は出ておらず、乗客をモスクワに運ぶため代替機を出したという。ハントゥイマンシースクはモスクワから東に約2600キロ離れている。(c)AFP