【1月22日 AFP】ボクシング、WBAウエルター級王者のマニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)が、エイドリアン・ブローナー(Adrien Broner、米国)に3-0の判定勝ちを収めた19日のタイトル防衛戦で被った目のけがは、角膜を傷つけただけで現在は回復中であることが明らかになった。パッキャオ陣営の広報担当者が、21日に発表した。

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 米大衆紙ニューヨーク・デーリー・ニューズ(New York Daily News)は、パッキャオ陣営が同選手のけがについて選手生命を脅かしかねない網膜剥離であることを懸念していると伝えていた。

「レギュラー王者」の座を維持した40歳はすでに眼帯を外しており、米ロサンゼルスのステープルズ・センター(Staples Center)で同日行われた同国プロバスケットボール(NBA)、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)対王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)との試合を観戦できるまで回復した。

 しかし、パッキャオにとって今週末に悪いニュースとなったのは、ブローナーのグローブからはがれたテープで傷ついたと思われる目のけがだけではなかった。関係者の話によると、同選手はラスベガスにいる間、ロサンゼルスに所有している自宅が空き巣に入られたという。詳しい盗難被害については明らかになっていない。

 戦績を61勝(39KO)7敗2分けとしたパッキャオは、母国で上院議員の仕事を担っているものの、ブローナー戦を終えた後も現役を続行する意向を示し、「プロモーターに次戦の相手は誰か尋ねて、しかるべき時期に発表する」と明言。さらに、フロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏との再戦を何よりも切望していることも明かした。

 ファイトマネーがスポーツ史上最高額を記録した2015年の世紀の一戦で、無敗王者のメイウェザー氏に敗れたリベンジを目指しているパッキャオは、「リングに復帰して、一緒に戦おうと彼に伝えてくれ」とコメントした。(c)AFP