【1月21日 AFP】2018年の平昌冬季五輪で、歴史的なスノーボードとスキーの2冠を達成したエステル・レデツカ(Ester Ledecka、チェコ)が、2月の世界選手権はスノーボードではなくスキーの方に出場することを決めた。

 スノーボードの世界選手権(FIS Snowboard World Championships 2019)は2月1日から10日にかけて米国で、一方のアルペンスキー世界選手権(2019 FIS Alpine World Ski Championships)は同5日から17日にスウェーデンのオーレ(Are)で開催されるため、レデツカはどちらかを選ばなくてはならない状況にあった。

 その中で、イタリアのコルティナダンペッツォ(Cortina d'Ampezzo)で2018-19アルペンスキーW杯の大会に出場していたレデツカは「もともとスキーの方に気持ちが傾いていたけれど、確信がなかった」「だけどシーズンが進むにつれ、その方が良いと感じるようになった」と話した。

「うまく説明できないけれど、とにかくそう感じた。オーレの会場は好きだから、楽しみにしているし、良いレースになると思う。それが終わったらスノーボードに戻る」

 今季のレデツカは、スキーではコルティナダンペッツォでの滑降第4戦の8位、同国バルガルデナ(Val Gardena)でのスーパー大回転第3戦の11位が最高となっている。一方のスノーボードでは、昨年12月のコルティナダンペッツォ大会の優勝を含め、パラレル大回転2試合で表彰台入りし、この種目の年間2位につけている。(c)AFP