【1月20日 AFP】ボクシング、WBAウエルター級タイトルマッチは19日、米ラスベガスのMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で行われ、王者マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)が判定の末3-0(117-111、116-112、116-112)で挑戦者エイドリアン・ブローナー(Adrien Broner、米国)を下し、王座を防衛した。

 2年ぶりに米国の地で試合に臨んだパッキャオは、素早いパンチとそのパワーで、年下のブローナーから勝利を収めた。

 パッキャオは7回と9回にダウン寸前というところまでいき、先月40歳になったにもかかわらず競争の激しい階級でまだまだ力を持っていることを示した。

 パッキャオは試合後、「キャリアが終わったとはまったく思っていない。前回の試合でも証明したし、40歳という年齢でそれを再び示した」と語った。

 戦績を61勝(39KO)7敗2分けとしたレギュラー王座のベルトを守ったパッキャオは、この試合を観戦に訪れたフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.、米国)氏との再戦に臨む可能性もある。

 パッキャオは「リングに戻って、戦おうじゃないか。またフロイド・メイウェザーとファイトをしたい。彼がボクシング界に戻ってくる気があるのなら」と呼び掛けた。

 この試合のプロモーションに携わっていたメイウェザー氏は、パッキャオとともにリングに戻るつもりがあるかと問われたものの、態度をはっきりさせることはなかった。(c)AFP