【1月11日 AFP】国際スキー連盟(FIS)は10日、アルペンスキー男子のシュテファン・ルイッツ(Stefan Luitz、ドイツ)に関して、米コロラド州ビーバークリーク(Beaver Creek)で行われたW杯男子大回転第1戦で1本目と2本目の滑走の間に酸素吸入を行ったとして、同大会での優勝を剥奪すると発表した。

 FISは「ルイッツが2本のランの間に酸素補給を行い」、2016年6月に同連盟が定めた規則に違反したことを突きとめたとすると、「これによって、シュテファン・ルイッツは2018年12月2日に行われたアルペンスキーW杯ビーバークリーク大会の大回転で失格処分となり、獲得したトロフィー、ポイント、賞金など全てを剥奪される」と述べた。

 W杯初勝利が幻に終わって100ポイントを失うことになるルイッツは、今後21日以内にスポーツ仲裁裁判所(CAS)へ異議を申し立てることができる。(c)AFP