【1月9日 AFP】4月に行われる男子ゴルフ米国ツアーのメジャー初戦、第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)に、2018年の日本ツアー賞金王である今平周吾(Shugo Imahira)が特別招待で初出場を果たすことが決まった。マスターズを主催するオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)のフレッド・リドリー(Fred Ridley)会長が8日に発表した。

 世界ランキング53位で、26歳になる今平は昨シーズン、14大会で10位以内に入り、ブリヂストンオープン(Bridgestone Open 2018)では上がり3ホールをバーディーで締めて1打差の優勝を飾り、2017年の関西オープン(Kansai Open 2017)に続く日本ツアー2勝目を挙げた。米メジャーはこれまで2016年の全英オープン(The 145th Open Championship)、2017年の全米オープン選手権(2017 US Open Championship)、昨年の全米プロゴルフ選手権(2018 PGA Championship)に出場し、3回とも予選突破を逃している。

 リドリー会長は「ボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)とクリフォード・ロバーツ(Clifford Roberts)が世界的なスポーツ大会として創設したマスターズでは、これまでも特別招待にふさわしい各国の選手を慎重に選出してきた」「その伝統にならい、この1年素晴らしい成績を残してきた今平周吾を、われわれのフィールドに迎えることをここに発表する。4月に今平ら全ての出場選手をもてなすことを楽しみにしている」と話した。

 これで今季のマスターズには80人の選手が出場資格を得た。残る出場方法は、一部を除いた米ツアー大会で優勝するか、マスターズ前週の世界ランキングで50位以内に入るかの二つ。大会は4月11日から14日にかけて開催される。(c)AFP