コンゴ大統領選、カトリック教会が結果公表を強く要求
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【1月4日 AFP】アフリカ中部のコンゴ民主共和国で先月30日に行われた大統領選の投票をめぐり、同国で強い影響力を持つローマ・カトリック教会の組織「コンゴ・カトリック司教会議(National Episcopal Conference of Congo、CENCO)」は3日、どの候補が勝利したかは明白だと指摘し、開票結果の発表延期を示唆した選挙管理委員会に事実をきちんと公表するよう強く求めた。
CENCOの広報担当者は「集計データでは誰が大統領に選出されたか明確に示されている」と述べ、選管委員会に対し、真実と正義に基づいて開票結果を公表するよう求めた。
コンゴの大統領選は、現職のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)大統領(47)の任期が切れた2016年に実施される予定だったが、カビラ氏が居座ったために先送りされていた。選挙での大統領交代が実現すれば、1960年にベルギーから独立して以来初の平和的な政権移行となるが、カビラ氏に対する不信感などから各地で抗議や衝突が発生しており、多くの死者が出ている。(c)AFP/Samir TOUNSI