【12月30日 AFP】インド北東部メガラヤ(Meghalaya)州で、深さ106メートルの炭鉱に近くの河川から水が流れ込み、作業中だった15人が2週間以上も閉じ込められたままになっている。30日にはインド海軍のダイバーによる救出作戦が開始された。

 これまでのところ作業員らが生存している兆候は見られないもの、それでも家族らは、作業員たちが空気のある空間を見つけているのではないかという、わずかな希望を抱いている。

 その一方、「ネズミの穴」と呼ばれる違法操業中の炭坑に今月13日から閉じ込められている作業員の救出活動が遅れていることに対して、批判が高まっている。

 地元警察の署長はAFPに対し、「海軍のダイバー14人が昨日(29日)現場に到着し、炭鉱を調査した。現在は内部に入ろうとしている」と語った。

 今回の閉じ込めをめぐっては、危険な採掘方法や救出活動のお粗末さに、国民の間で怒りが巻き起こっている。これまでの救出活動は、ポンプといった装備の不足によって妨げられていた。

 ソーシャルメディア上では、今年7月にタイの洞窟に取り残された少年ら13人に対する18日がかりの救出活動と比較して、今回のインドの対応を「恥だ」と非難する声も見られる。(c)AFP