【12月18日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)のヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)に所属していた中国出身の周琦(Zhou Qi、ジョウ・チー)が17日、チームを解雇され、NBAで活躍する目標が突如として終わりを迎えた。

 ロケッツの公式ウェブサイトに掲載された短いコメント文では、217センチの長身を誇る22歳の周が、ダリル・モリー(Daryl Morey)ゼネラル・マネジャー(GM)にウェーバーにかけられたことが明らかにされた。

 周は2016年ドラフトで全体43位指名を受けたものの、2017-18シーズンは先発出場が一度もなく、プレー機会が限られる中で計18試合の平均成績が1.2得点、1.2リバウンドに終わり、実力を示すことに失敗。この2シーズンでは、チームの下部組織であるリオグランデバレー・バイパーズ(Rio Grande Valley Vipers)の選手としてデベロップメントリーグでプレーすることが多かった。

 中国プロバスケットボールリーグ(CBA)の新疆フライングタイガース(Xinjiang Flying Tigers)で3シーズンを過ごし、2017年にチームのリーグ優勝に貢献した周は、同国代表として2016年のリオデジャネイロ五輪に出場したほか、今年9月にインドネシア・ジャカルタで開催されたアジア大会(18th Asian Games)では金メダルを獲得した。(c)AFP