【12月10日 AFP】米国野球殿堂(Baseball Hall of Fame)は9日、2019年の殿堂入り選手を発表し、オールスター出場6回のハロルド・ベインズ(Harold Baines)氏と、抑えとして活躍したリー・スミス(Lee Smith)氏が選出された。

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 今回の発表は、ラスベガスで開催されている米大リーグ(MLB)のウインターミーティングで行われ、2人は規定の得票率を満たして名実ともに偉大な選手の仲間入りを果たした。元外野手で、MLBの監督も務めたルー・ピネラ(Lou Piniella)氏は、選出に必要な12票に1票足りず落選となった。

 クーパーズタウン(Cooperstown)での表彰式典は、全米野球記者協会(BBWAA)による選出者とともに、来年7月21日に開催される。記者協会の投票結果は同1月22日に発表予定。

 滑らかなバッティングが売りのベインズ氏は、22年のプロキャリアで打率2割8分9厘、384本塁打、2866安打という通算成績を残した。選出にあたっては、「こんな日が来るとは思ってもみなかった」とコメントしている。

 スミス氏はコントロール抜群の速球を武器に超一流のクローザーとして活躍し、18年間の現役生活で通算478セーブを記録。オールスターにも7回選出された。(c)AFP