【12月4日 AFP】米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)は3日、小型衛星を64基搭載した「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットの打ち上げに成功した。1度の打ち上げで軌道投入した衛星の数としては米史上最多。

 ロケットはカリフォルニア州のバンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)から打ち上げた。エンジン部分のブースターは3回目の再利用となり、これも新記録となった。

 スペースXは、これまでの打ち上げで30本以上のブースターを地球で回収し、次のミッションで再利用してきた。今回もブースターは無事地上に着陸した。

 ロケットに搭載されたのは、韓国、フランス、カザフスタンなど17か国の官民や大学などの超小型衛星15基と小型人工衛星「キューブサット(CubeSat)」49基。超小型衛星の重さは1基30キロ程度、キューブサットはさらに小型で軽量だ。

 打ち上げは、複数の衛星を搭載したロケットの打ち上げを専門とする米企業スペースフライト(Spaceflight)が請け負った。(c)AFP