【12月4日 AFP】米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は3日、デーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督が4年間の契約延長にサインし、2022年シーズン終了までチームの指揮を執ることを明らかにした。

 2年連続でドジャースをワールドシリーズに導いたロバーツ監督は、コメント文でチームにとって30年ぶりとなるシリーズ制覇に向けての決意を示し、「3年前にこのチームの指揮官として雇われた当時、私はドジャースを率いる仕事は千載一遇の好機だと話した。きょうも、その気持ちとまったく同じだ」と述べた。

「ワールドシリーズの出場権を毎シーズン獲得できるように、われわれはチームの発展と文化のために懸命に努力してきたが、まだ最終目標を達成できておらず、そのことが私を毎日駆り立てている」

 現在46歳のロバーツ監督は、2016年シーズンから指揮を執っているドジャースで通算287勝200敗の成績を記録。チームは3季連続でナ・リーグ西地区のタイトルを手にしているものの、ワールドシリーズ制覇には惜しくも届いていない。昨年はヒューストン・アストロズ(Houston Astros)にシリーズ第7戦で敗れ、今年はボストン・レッドソックスに1勝4敗でたたきのめされた。

 ドジャースのアンドリュー・フリードマン(Andrew Friedman)野球運営部門社長は、チームがワールドシリーズ制覇を目指すためにはロバーツ監督の留任が欠かせないものであったとして、「『ドク(Doc、ロバーツ監督の愛称)』をフィールドのリーダーにとどめることが、今オフシーズンの最優先課題だった」と述べた。

「そのことを達成できた今、チームの熱狂的ファンに優勝をもたらすことができるように、一丸となって全力投球に集中できる体制にシフトすることを喜んでいる」 (c)AFP