【11月28日 AFP】サウジアラビアは28日、米国の資金拠出中止の打撃を受けていた国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に対し、5000万ドル(約57億円)の支援を約束した。関係者が明らかにした。

 首都リヤドで記者会見したサルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)所長が発表した。

 UNRWAのピエール・クレヘンビュール(Pierre Krahenbuhl)事務局長は会見で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権が8月に資金拠出を完全に中止することを決定して以降、UNRWAは支出の抑制に成功してきたと述べた。

 米国はUNRWA最大の資金拠出国で群を抜いた資金源だったため、すでに財政困難にあったUNRWAにとって、拠出中止の動きは大打撃となった。(c)AFP