【11月25日 AFP】今季限りでフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)を引退するマクラーレン(McLaren)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は24日、15番手で終えた今季最終戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2018)の予選後、将来のF1への復帰を示唆した。

 2度の世界王者に輝いているアロンソは今年、F1を離れることを発表し、来シーズンからは同じくスペイン出身のカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が後任としてマクラーレンに加入する。しかし、この日の予選の走りに手ごたえを感じた37歳は、時間を置いてF1に戻ってくるかもしれないとほのめかしている。

「Q1へ向けては悲観的だったが、今週末はよく戦えたと思う。なんとかQ2に進むことができたのは良かった」と語ったアロンソは、自身の将来について問われると「休む時間が必要だし、他に何かやることを見つけないといけない。でもその後については可能性が開かれている。もしかしたらF1でもう1シーズン戦うかもしれないし、違うところでやっているかもしれない」と答えた。

 すでにF1のモナコGP(Monaco Grand Prix)と、ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race)を制しているアロンソは来年、米国で行われるインディカーシリーズのインディアナポリス500(Indianapolis 500)に参戦し、史上まれに見る世界三大レース制覇を目指す。(c)AFP