【11月20日 AFP】米大リーグ(MLB)のニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)は19日、シアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のジェームズ・パクストン(James Paxton)投手をトレードで獲得したと発表した。

 今年5月8日に行われたトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)戦でノーヒットノーランを達成した30歳の左腕は、マイナー投手のエリック・スワンソン(Erik Swanson)、ジャスタス・シェフィールド(Justus Sheffield)とドム・トンプソン・ウィリアムズ(Dom Thompson-Williams)外野手の3人とのトレードでヤンキースに加わった。

「ビッグ・メープル」の愛称で知られるパクストンは今季、11勝6敗、防御率3.76の成績を残し、イニング数160回3分の1と奪三振数208は共に自身最高の数字だった。

 ヤンキースのブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)ゼネラルマネジャー(GM)は、田中将大(Masahiro Tanaka)やルイス・セベリーノ(Luis Severino)、C・C・サバシア(C.C. Sabathia)が名を連ねる先発ローテーションを強化する、複数の新たな投手を探していると話している。

 キャッシュマンGMは先週「われわれには複数の先発投手が必要だ」「投手をあと2人補強したい。質の高い先発投手。能力が高く、できるだけえりすぐりの選手をね」と話していた。

 初めて1シーズンを通してプレーした2017年、パクストンは12勝を挙げ、防御率2.98をマーク。マリナーズで過ごした過去6シーズンの通算成績は41勝26敗、先発として102試合に登板して防御率3.42の数字を残している。(c)AFP