【11月16日 AFP】フランス革命中に処刑された王妃マリー・アントワネット(Marie Antoinette)が所有していた真珠とダイヤモンドのペンダントが14日、スイスのジュネーブで競売にかけられ、予想をはるかに上回る3600万ドル(約41億円)で落札された。

 競売を実施したサザビーズ(Sotheby's)によると、落札者は匿名の民間人。予想落札額は最高で200万ドル(約2億2700万円)だった。

 今回の競売には、イタリアのブルボン・パルマ(Bourbon-Parma)家が所有し、200年にわたって秘蔵されていた宝飾品10点が出品され、その中でもダイヤモンドをあしらった天然真珠のペンダントは目玉だった。

 このほか、ダイヤモンドのブローチにも175万ドル(約2億円)の値が付くなど、10点合計で4300万ドル(約49億円)近くで落札された。

 映像前半は、競売を前に英ロンドンで公開されたペンダントなどの宝飾品。10月19日撮影。後半は11月14日の競売。(c)AFP