【11月12日 AFP】アフガニスタンの首都カブールで12日、自爆攻撃が発生し、少なくとも6人が死亡、20人が負傷した。当局が発表した。現場付近では、イスラム教シーア派(Shiite)の少数民族ハザラ人(Hazara)を狙った旧支配勢力タリバン(Taliban)の攻撃を非難する抗議行動が行われ、多数が参加していた。

 内務省報道官によると、事件は首都中心部にある高校の前で発生したという。

 同国ではタリバンが政府の治安部隊に対する圧力を強めて暴力行為が後を絶たず、記録的な数の犠牲者が出ている。

 ただ今回の襲撃については、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が傘下のプロパガンダ機関を通じ、自爆ベルトを身に着けた実行犯が「カブールにある大統領府付近で行われていたシーア派の集会を襲った」と犯行声明を出している。(c)AFP