【11月12日 AFP】18F1第20戦ブラジルGP(Brazilian Grand Prix 2018)は11日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)の年間王者ルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が優勝を果たし、チームはコンストラクターズ選手権5連覇を達成した。

 ハミルトンはレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が他ドライバーと接触したことにも助けられ、後半にトップを奪い返すと、その後はタイヤの摩耗をなんとかコントロールしてトップでフィニッシュした。

 フェルスタッペンは44周目の「セナのS字」カーブで、周回遅れから抜け出そうとしたフォースインディア(Racing Point Force India)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)と接触し、結局2位に終わった。この件で、オコンには10秒間のストップ&ゴーペナルティーが科され、フェルスタッペンはレース後にオコンに対して暴力的な振る舞いを見せたとして、2日間の奉仕活動への従事を命じられている。

 3位には今回がフェラーリ(Ferrari)150戦目だったキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)が入った。レッドブルのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が4位に入り、メルセデスのバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が5位、フェラーリのセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)が6位だった。

 この結果、メルセデスのコンストラクターズタイトル獲得が決まり、フェラーリはまたしてもライバルを止めることができなかった。すでにドライバーズタイトルを獲得しているハミルトンも、今季10勝目、キャリア通算72勝目を挙げている。

 ザウバー(Sauber)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が7位に入り、以下、ロマン・グロージャン(Romain Grosjean)とケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)のハース(Haas F1 Team)勢、フォースインディアのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)と続いた。(c)AFP