【11月11日 AFP】ソマリアの警察は10日、首都モガディシオの人気ホテル周辺で9日発生した連続自動車爆弾攻撃でこれまでに少なくとも41人が死亡したと発表した。

 2か所でほぼ同時に自動車爆弾が爆発した後、銃撃と3度目の爆発が発生。空に厚い黒煙が立ち上った。

 警察は複数の病院から集めた情報として、41人が死亡、106人が負傷したと発表。「死傷者のほとんどは民間人だった。死者の20人近くは、爆発が起きた道路を通りかかった小型バスに乗っていた」と説明した。

 同国下院のマハメド・ムルサル(Mohamed Mursal)議長は、襲撃者たちは意図的に市民を標的にしたと述べた。

 同国では10年以上にわたり、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織「アルシャバーブ(Al-Shabaab)」が、国際的な支持を受けた政府の転覆を目指して戦闘を続けている。(c)AFP