【11月5日 AFP】ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム(2018 Tour de France SAITAMA Criterium)が4日、さいたま市で行われ、モビスター・チーム(Movistar Team)に所属するベテランのアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)がツール総合王者のチームスカイ(Team Sky)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas)に勝利し、優勝を飾った。

 3キロメートルのコースを19周する形式で行われたレースは、終盤にツール・ド・フランスジャパンチーム(Tour de France Japan Team)の新城幸也(Yukiya Arashiro)が抜け出したが、最後はUCIロード世界選手権大会(2018 UCI Road World Championships)を制したばかりのバルベルデがトーマスと新城を抑えて優勝を飾った。

 38歳のバルベルデは「素晴らしいレースだった」「出場できて良かった」と話した。

 ツール総合優勝という子供の頃からの夢を32歳でかなえ、ブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins)氏、クリス・フルーム(Chris Froome)に続く英国選手3人目の快挙を達成したトーマスは2位だった。

 3位に入った新城は、バルベルデとトーマスは「本当に速かった」が、「全力は尽くした。また1年、これまで以上に努力して、勝てるというところをみなさんにお見せしたい」と話し、2020年の東京五輪ではもっと観客が増えてくれればうれしいと続けた。

 2014年のツール総合覇者であるバーレーン・メリダ(Bahrain-Merida)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)が4位に、カチューシャ・アルペシン(Team Katusha Alpecin)に所属するドイツのスプリンター、マルセル・キッテル(Marcel Kittel)が6位に入った。(c)AFP