【11月3日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は2日、ジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏の殺害命令はサウジアラビア政府の「最高レベル」から出されたものだと述べ、犯人捜査の手を緩めることはないと誓った。

 トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内でカショギが殺害されてからひと月となる2日、エルドアン氏は米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)に寄稿した論説の中で、サウジのサルマン国王(King Salman)の関与については「一瞬たりとも考えたことはない」と述べた。

 しかし、サウジ政府に批判的だったカショギ氏の「暗殺部隊」を送り込んだことについて、ムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子の責任を排除することはしなかった。

 エルドアン氏はさらに、サウジ当局が2週間前に事件の容疑者18人を拘束したにもかかわらず、遺体の行方や誰が暗殺命令を出したかなど重要な疑問に答えるのを拒否していると批判した。(c)AFP/Raziye Akkoc with Daniel Lawler in Istanbul