【10月29日 AFP】オセアニア歴訪中の英国のヘンリー王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は28日、ニュージーランドの首都ウェリントン(Wellington)に到着し、先住民マオリ(Maori)伝統の鼻を押し付け合うあいさつ「ホンギ(Hongi)」や、伝統の舞い「ハカ(Haka)」で歓迎された。

 16日間のオセアニア4か国歴訪は、ニュージーランドが最後の訪問国。英王子夫妻は手をつないで飛行機から降り、ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相の出迎えを受けた。

 豪シドニー(Sydney)からのフライトは偶然、ヘンリー王子が創設に深く関わった傷病兵たちの国際スポーツ大会「インビクタス・ゲームズ(Invictus Games)」シドニー大会に出場したニュージーランド代表の帰国便と一緒で、空港に降り立った夫妻が笑顔で選手らと交流する姿も見られた。

 マオリ伝統の歓迎の儀式が行われた総督府(Government House)では、2人が府滞在中に火災警報が鳴り、建物の中にいた人々が避難を余儀なくされる騒ぎがあったが、総督府によるとこれは、調理場で野菜を蒸していた調理器具が原因で起きた火災報知器の誤作動だったという。(c)AFP