【10月27日 AFP】18MLBは26日、ワールドシリーズ(7回戦制)第3戦が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は延長18回裏にマックス・マンシー(Max Muncy)の本塁打が飛び出し、ボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)を3-2で下して、シリーズ最長となった一戦でサヨナラ勝ちを収めた。

 午後5時9分(日本時間27日午前9時9分)にプレーボールした試合は、7時間20分後の翌27日未明に終わりを迎え、ドジャースはこれでシリーズ戦績を1勝2敗とした。

 2005年に行われたヒューストン・アストロズ(Houston Astros)とシカゴ・ホワイトソックス(Chicago White Sox)の14イニング、5時間41分の試合が115年に及ぶワールドシリーズの歴史上最長試合だったが、この試合は悠々とその記録を更新した。また、これまでのポストシーズンで最も長い試合は、6時間23分だった

 両軍は消耗戦の中で控え選手を使い果たし、こちらもワールドシリーズ最多となる46選手が出場した。

 レッドソックスでは第4戦で先発登板が見込まれていたネイサン・イオバルディ(Nathan Eovaldi)が12回から6イニングを投げ、97球を投じた。

 ドジャースではルーキーの先発右腕ウォーカー・ビューラー(Walker Buehler)が見事な投球をみせ、レッドソックス打線を7回零封し、7三振を奪っている。

 3回裏にドジャースはジョク・ピーダーソン(Joc Pederson)が右翼スタンドにソロ本塁打をたたき込み、ビューラーが降板するまで1-0とリードを守っていた。

 しかし、レッドソックスは8回表にドジャースの守護神ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)からジャッキー・ブラッドリー(Jackie Bradley)が同点本塁打を放った。

 レッドソックスは13回表、ドジャース内野陣の守備の乱れからブロック・ホルト(Brock Holt)が生還し、1点を勝ち越し。このまま敗れるかに思われたドジャースだったが、こちらもレッドソックスの守備の乱れから同点に追い付いた。

 その後はどちらが先手を打つかという状況となり、レッドソックスはイオバルディがドジャース打線を抑え込むと、15回にドジャースは前田健太(Kenta Maeda)が走者を2人出してピンチを招きながらも、後続を切って取った。

 現地は真夜中を迎えて20回も近づく中、18回裏にマンシーが左中間に本塁打を放つと、本塁上でチームメートから手荒い歓迎を受けた。(c)AFP