【10月26日 AFP】18F1第19戦メキシコGP(Mexican Grand Prix 2018)で連覇を目指しているレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は25日、違反したドライバーに科されるペナルティーポイント制度は「ばかげた」もので「ごみ箱に投げ捨てるべき」であると主張し、サーキット上でのアグレッシブな走りと同様に、コース外でも強気な姿勢を示した。

 率直な物言いで知られるフェルスタッペンは、ドライバーの違反行為を取り締まるためのペナルティーポイント制について質問を受けると、「あまりにも違反が多すぎるというのなら、その場で1レースの出場停止処分にすればいい、そうだろう?」「ペナルティーポイントなんて、そんなばかげたシステムは必要ないと思わないか? 小さな違反を毎回重ねたら、最大で12ポイントに達する。そんなの、適切とはいえない」と答えた。

 違反の常習者を罰するために2014年シーズンから導入されている現行システムについて、フェルスタッペンは「そんなのごみ箱に捨てろ」と一蹴。このシステムでは、スーパーライセンスに合計12ポイントのペナルティーが累積したドライバーは、自動的に1レースの出場停止処分が科されることになっている。

 攻撃的なドライビングで知られるフェルスタッペンは、現在のペナルティーポイントが合計7点となっており、ハース(Haas F1 Team)のロマン・グロージャン(Romain Grosjean)が合計10点となっている。ポイントは、12か月を経過すれば消滅することになっている。

 フェルスタッペンはモータースポーツサイトの「autosport.com」に対し、「F1の歴史において、1レースの出場停止処分を受けたドライバーは、それほど多くない」「スタート時に激しいクラッシュを引き起こしたというなら話は別だけれど、小さな違反だけで多くの違反ポイントを科されるなんて、自分としてはあきれ果てる」という認識を示した。(c)AFP