【10月23日 AFP】オセアニア歴訪中のヘンリー英王子(Prince Harry)とメーガン妃(Meghan, Duchess of Sussex)は23日、フィジーを訪れ、今回の旅ではこれまでで最も盛大な歓迎を受けた。伝統的なスタイルで行われた歓迎式典では、ヘンリー王子が酩酊(めいてい)効果のある飲み物「カバ」をすする一幕もあった。

 1週間超にわたってオーストラリアに滞在した後、王子夫妻は4日間の日程でフィジーとトンガを訪れる。フィジーの首都スバに到着した2人は、大勢の人々から歓迎を受けた。

 スバ中心部にあるアルバート公園(Albert Park)には、約1万5000人が詰めかけ、その多くが国旗や王子夫妻の写真を手にしていた。

 公園では腰みのを着用した長老による式典が行われ、ヘンリー王子がカバを回し飲みする一幕もあった。6杯目のカバが回ってくると、ヘンリー王子は少し心配した様子でメーガン妃や随行者らに目を向けていた。

 また、ヘンリー王子が「ブラ」という伝統的な乾杯の挨拶をした後、カバを飲み干して手を叩くと、式典に集まった人々から歓声を受けた。

 ヘンリー王子は「大統領およびとフィジーの皆さんへ、ここできょう受けたあなた方の暖かい歓迎に感謝します」と述べた。(c)AFP