【10月22日 MODE PRESS】ファッションデザイナーの芦田淳(Jun Ashida)が20日、死去した。88歳だった。

 上品でエレガントな正統派スタイルの服作りを得意とした芦田氏は、1960年に髙島屋の顧問デザイナーに就任。1963年に「ジュンアシダ」を設立したのち、1966年から10年間、当時皇太子妃だった美智子さまの専任デザイナーを務めた。

“エレガント&プラクティカル”。常にクオリティの高いものづくりをポリシーとし、注文服が主流であった60年代の日本に、“プレタポルテ(高級既製服)”を広め、発展させることに貢献した。

 またアジア競技大会(広島)やアトランタ五輪では日本選手団の公式ユニフォームデザインなども担当し、企業ユニフォームも多数デザインした。(c)MODE PRESS