【10月20日 AFP】18MLBは19日、プレーオフのナ・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、ミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)は序盤から得点を重ねて7-2でロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)を下し、対戦成績を3勝3敗のタイに戻して勝負の決着を最終第7戦に持ち込んだ。

 第4戦と第5戦で連勝し、30年ぶりの王座奪還を目指してこの日のワールドシリーズ進出決定に期待を寄せていたドジャースは1回、デビッド・フリース(David Freese)が右中間に飛び込む先頭打者本塁打を放ち、最高のスタートを切った。

 しかし、ブルワーズはその裏に圧倒的な攻撃をみせ、最終的にはこの回で勝負の行方を決めた。

 ドジャースの先発左腕、柳賢振(Ryu Hyun-jin、リュ・ヒョンジン)は、ロレンゾ・ケイン(Lorenzo Cain)とライアン・ブラウン(Ryan Braun)の出塁を許しながらも二死を奪ったが、ブルワーズはヘスス・アギラル(Jesus Aguilar)が得点の口火を切った。

 アギラルの二塁打で走者2人が帰ると、さらに続くマイク・ムスタカス(Mike Moustakas)とエリック・クラッツ(Erik Kratz)が連続適時打を放ち4-1とリードを奪い、ミラー・パーク(Miller Park)は歓喜に沸いた

 その後、柳は三つ目のアウトを記録してこの回を終えたものの、今季の先発登板では最悪となる4失点を喫した。

 その後両チーム1点ずつを奪い合い迎えた7回裏、ブルワーズは救援登板したドジャースの前田健太(Kenta Maeda)の暴投の間にアギラルが本塁に生還し6-2とリードを広げると、さらに8回裏にはアギラルの適時打で勝利を決定付けた。

 第7戦は、20日にミラー・パークで行われる。(c)AFP