【10月17日 AFP】先週ネパール西部の山グルジャ(Gurja)の登頂を目指し、ベースキャンプで天候の回復を待っていた時に突風に見舞われて死亡した韓国隊5人の遺体が17日、韓国に到着した。

 韓国の著名登山家、金昌浩(キム・チャンホ、Kim Chang-ho)氏が率いる登山隊がいたベースキャンプは猛烈な突風に襲われ、韓国隊5人とネパール人山岳ガイド4人の計9人が死亡した。

 突風は雪崩によって発生した可能性が高いという。9人の遺体は14日にグルジャ山から収容された。ネパールで近年発生した山岳事故としては最悪の規模となった。

 ソウルの仁川国際空港(Incheon International Airport)で17日早朝、旅客機から隊員5人のひつぎが降ろされた。遺族や友人らは泣き叫んだり、涙を浮かべたりしながらその様子を見守った。19日に5人の合同葬が行われる予定。(c)AFP