【10月8日 AFP】18MLBは7日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、6-0でコロラド・ロッキーズ(Colorado Rockies)を下したミルウォーキー・ブルワーズ(Milwaukee Brewers)が、3勝0敗でリーグ優勝決定シリーズへ駒を進めた。

 ブルワーズは6回に相手のミスから点差を広げ、9回の2者連続本塁打で勝負を決めた。投げては先発のウェイド・マイリー(Wade Miley)が見事に5回途中まで抑えると、その後は自慢の強力救援陣がさすがの投球を披露し、スイープで7年ぶりのリーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。

 5月にトレードでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)から加入した捕手のエリック・クラッツ(Erik Kratz)は、この日は4打数3安打を記録。プレーオフでは8打数5安打とここにきて打棒が爆発している。オーランド・アルシア(Orlando Arcia)とキーオン・ブロクストン(Keon Broxton)も9回の連続本塁打で駄目を押した。

 対するロッキーズは、シリーズを通じて打線がつながらなかった。連敗を喫した敵地での2試合でも2-3、0-4で敗れており、3試合を通じて得点できたイニングはわずか1回。通算14安打でたった2得点に抑え込まれた。

 ブルワーズはこの後、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)とアトランタ・ブレーブス(Atlanta Braves)の勝者とリーグ優勝をかけて争う。

 同日行われた両者の対戦は、王手をかけられていたブレーブスが9回にピンチを招きながらも何とかしのぎ、6-5で競り勝って1勝を取り返した。戦績はドジャースの2勝1敗となっている。

 ブレーブスは新人ロナルド・アクーニャ(Ronald Acuna)の満塁本塁打などで序盤に5-0と大きく先行しながら、一時はそのリードを吐き出してしまったが、6回にフレディー・フリーマン(Freddie Freeman)の本塁打で勝ち越し。9回には抑えのアロディス・ビスカイーノ(Arodys Vizcaino)が無死一二塁の場面をつくりながらも、そこから3者連続三振で試合を終わらせた。

 第4戦は同じブレーブスのホームで8日に行われる。(c)AFP