【9月16日 AFP】ここ数か月間に強い地震が相次いだインドネシア・ロンボク(Lombok)島の西ロンボク(West Lombok)県で、少なくとも137人がマラリアに感染していることが判明した。地元当局者が16日、明らかにした。

 7月にマグニチュード(M)6.4の強い地震に襲われたロンボク島は、それ以降も地震や余震が相次ぎ、約500人が死亡、数万人が避難所やテントでの生活を余儀なくされた。

 その結果、西ロンボク県におけるマラリアの感染者数は昨年同時期比の2倍となる137人に達し、西ロンボク県当局は公衆衛生緊急事態を宣言。蚊帳を配布するなど感染拡大を防止するための措置に着手した。感染者には乳児や妊婦も含まれている。

 インドネシアは来月から雨期に入る見通しで、マラリア原虫を持つ蚊が水たまりなどで繁殖することが懸念されている。(c)AFP