【9月10日 AFP】片手のNFL選手として注目を集めていた米ナショナルフットボール(NFL)、シアトル・シーホークスの新人LBシャキーム・グリフィン(Shaquem Griffin)が、チームの新シーズン開幕戦となった9日のデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)戦に双子の兄のシャキール(Shaquill Griffin)とともに出場し、キャリアの大きな一歩を踏み出した。

 幼少期に左手を切断したシャキームは、手術を受けて離脱中のK.J.ライト(K.J Wright)に代わって先発出場。試合前には兄と一緒に母親と愛情のこもったハグを交わし、シーホークスの2回目のディフェンスシリーズではシャキールと連続タックルを決めるなど、2人で何本か重要なタックルを成功させた。

 しかしチームは、ブロンコスのボン・ミラー(Von Miller)の壁を超えられずに24-27で敗戦。ミラーはサック3回、ファンブルフォース2回、ファンブルリカバー1回を記録した。さらに、新加入のQBケース・キーナム(Case Keenum)がタッチダウンパス3本を含むパスで329ヤードを獲得したブロンコスは、開幕戦はここ19戦18勝となった。

 シーホークスのQBラッセル・ウィルソン(Russell Wilson)は3タッチダウンを含め298ヤードを獲得したが、インターセプト2回、サック6回を喫した。(c)AFP