【9月1日 AFP】米大リーグ(MLB)、ワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)のライアン・マドソン(Ryan Madson)投手が31日、戦力不足に悩むロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)のブルペンに加わることになった。

 2008年シーズンにフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)でワールドシリーズ制覇を成し遂げたマドソンは、2012年に靱帯(じんたい)を修復するトミー・ジョン(Tommy John)手術を受けて3シーズンを棒に振った後、復帰した2015年シーズンにはカンザスシティ・ロイヤルズ(Kansas City Royals)のタイトル獲得に貢献した。

 昨年12月にクローザーのブランドン・モロー(Brandon Morrow)がシカゴ・カブス(Chicago Cubs)に移籍したドジャースは、今年8月にケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)が不整脈に襲われて戦列を離れて以降、ブルペン陣が不振にあえいでいる。

 今回のトレードでドジャースからマイナー投手のアンドリュー・イスラー(Andrew Istler)を獲得したナショナルズは、2017年7月にオークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)からマドソンを獲得。同投手はナショナルズで合計69試合に登板し、通算成績が5勝5敗、防御率4.08を記録した。

 今季のマドソンは胸を痛めて一時戦列を離れていたほか、先月12日のカブス戦では満塁本塁打を浴び、ナショナルズが3-4で敗れたこの試合が最後の登板となっていた。その後は腰を痛めて故障者リスト(DL)に入り、今週復帰を果たしたばかりだった。

 38歳のマドソンは今季130万ドル(約1億4000万円)の契約を残し、シーズン終了後にはフリーエージェント(FA)になるとみられている。メジャー13年間の通算成績は61勝48敗、防御率3.45、91セーブ、762奪三振を記録。プレーオフには合計46試合に登板して4勝1敗、防御率2.85をマークしている。(c)AFP