【AFP×大学生】テロは他人事と思う人々へ。本当にそうでしょうか。
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A suicide bomber on March 21 killed at least 26 people, many of them teenagers, in front of Kabul University, officials said, as Afghans took to the streets to celebrate the Persian new year holiday. The Islamic State group claimed responsibility for the deadly attack -- the fifth suicide bombing in the Afghan capital in recent weeks -- via its propaganda arm Amaq, SITE Intelligence Group said. The Taliban earlier denied involvement on Twitter. / AFP PHOTO / SHAH MARAI
「記憶に留めておく一枚の報道写真」
『テロ』と聞いたら皆さんは何を浮かび上がりますか。多くの人たちは間違えてたイメージを持っているかもしれません。「イスラム過激派が起こすもの、中東で頻繁しているもの、組織的に行われるもの」など。これらのイメージでテロを語るのは大きな誤りです。昨今のテロは組織形態もトップダウン型から網状型になったとされ、インターネットなどの情報空間から過激思想を取り入れ、それに感化され、自国でテロを起こすホームグロウンテロが続発している。これらのテロは無差別に一般市民を巻き込む。そう、この写真のように。いつものように何気なく、歩いている道端でテロが起こり、命を落とす。自分の身につけていたものを残して。だからこそ、いつどこで誰が起こすか分からない『テロ』というものを私たちは考え、思いを巡らせていかねばならない。それこそが『テロ』解決への1歩となる。
明治大学 岡村誠一郎 テロリズムセクション