「記憶に留めておく一枚の報道写真」

難民もわたし達と同じ人間である。わたしは日本という国に生まれ、ここで生きてきた。日々の生活をなんとなく過ごし、大切な友達、大切な人、大切な家族と当たり前のように一緒に人生を歩んでいく。日本に住む私にとって当たり前のことが、難民にはどんなに大変でどんなに望んでもかなわないことである。この写真のように日本ではすぐに見ることのできるようなものだが、この子どもたちにとっては数少ない楽しみであったのだろう。わたし達は自分の置かれている幸せさをもう一度改めて実感し、難民問題を考えていかなければならない。


獨協大学 泉地春香 難民セクション