「記憶に留めておく一枚の報道写真」

テロリズムがいかに残酷か、そしていかに多くの悲しみを生むのか、この写真で人々に伝えられると思い選択した。昨今テロリズムの形式は変化を見せ、一般の市民を巻き込むようになり残虐さを増している。"one man's terrorist is another one's freedom fighter"という言葉はあるが、私はいかなる理由であれ無関係な市民を巻き込むテロ行為は正当化されるものではないと信じている。テロ組織に制裁をかける国家、それに対してさらに報復を繰り返すテロ組織。このテロを生み出し続ける悪循環を止める方法はないのだろうか。我々には何ができるのだろうか、模索していかなければならない。この写真のような悲劇を二度と起こさないために。


獨協大学 黒田健仁 テロリズムセクション