【8月25日 AFP】台湾当局は25日、豪雨の影響で発生した洪水で6人が死亡、数千人が自宅からの避難を余儀なくされたと発表した。

 台湾の中部と南部では、熱帯低気圧による豪雨が23日から降り続き、降り始めからの雨量が1000ミリ近くに達した地域もある。

 政府発表によると、今回の嵐でこれまでに6人が死亡、約100人が負傷した。死者のうち3人は南部高雄(Kaohsiung)市で、足場の倒壊に巻き込まれて死亡した。

 避難者数は6000人以上に上り、25日朝の時点でも1100人以上が避難所にとどまっていた。

 この熱帯低気圧は既に台湾北西の海上に抜けたものの、多くの地域ではまだ水が引いていない。

 台湾の気象当局は、これほどの豪雨は「極めて異例」と指摘している。(c)AFP