「記憶に留めておく一枚の報道写真」

私たちは難民問題を扱うとき、「難民」という文字だけを認識することが多い気がする。しかし難民は私たちと同じ人間という尊い存在であり、その中には何の罪もない子供たちも含まれる。私たち人間は文化的な生活を送る権利を持っており、教育を受ける権利も所有している。未来ある子供たちにとって教育とは、単に読み書きや計算を学ぶことだけではなく、未来への選択肢を増やすことができる重要な要素である。国際社会の渦に意図せず巻き込まれ、難民という立場に置かれた子供たちが教育を受けることで、知識や多角的な視野を獲得し、よりよい生活、そしてよりよい国際社会を作り上げていってほしいという思いから、この写真を選択した。


上智大学 平田瑞希 難民セクション