【7月30日 AFP】インドネシアのロンボク(Lombok)島で29日に発生した強い地震で、活火山のリンジャニ山(Mount Rinjani、3726メートル)で地滑りや落石が発生し、登山客500人以上が下山できない状況であることが分かった。国立公園当局者が30日、明らかにした。

 当局幹部によると、地震発生から24時間以上が経った現在も登山者560人が山中に取り残されており、うち500人がセガラ・アナ湖(Segara Anakan)付近に、60人がバトゥ・チェペル(Batu Ceper)付近にとどまっている。

 インドネシア第2位の高さを誇るリンジャニ山は観光客に人気の山で、登山道が入り組んでおり、山岳救助隊とヘリコプターが現在捜索に向かっている。

 29日早朝に発生したマグニチュード(M)6.4の地震でこれまでに16人の死亡が確認されており、多数の建物に被害が出ている。(c)AFP