【7月27日 AFP】ツール・ド・フランス(2018 Tour de France)は26日、第18ステージ(トリシュルバイーズからポー、171キロメートル)が行われ、グルパマ・FDJ(Groupama-FDJ)のアルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)が、同胞でコフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のクリストフ・ラポルテ(Christophe Laporte)を振り切り、ステージ優勝を果たした。

 仏パリで迎える最終ステージまで残り3日となる中、チームスカイ(Team Sky)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)がトップと僅差でフィニッシュラインを通過し、総合首位のマイヨ・ジョーヌ(イエロージャージー)を堅持した。

 最後は圧巻のスプリント力を発揮して批判の声を黙らせたトーマスは、総合争いでチームサンウェブ(Team Sunweb)のトム・デュムラン(Tom Dumoulin、オランダ)を1分59秒差の2位、チームメートでツール通算4度の総合優勝を誇るクリス・フルーム(Chris Froome、英国)を2分31秒差の3位に抑えており、27日の第19ステージに向けて「最悪の事態を想定しながら、最高の結果を望んでいる」とコメント。山岳ステージの最終日ではライバル勢がアタックを仕掛けてくると予想している。

 中でも、現在2分47秒差で総合4位につけているチーム・ロットNL・ユンボ(Team LottoNL-Jumbo)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は表彰台を目指しており、フルームは激しい追い上げを受けると予想されている。

 ウェールズ出身のトーマスは、「彼らは最大限にチャンスをつかもうとしてくるだろう。面白いレースが予想されるけれど、僕らはレースを通じて本当によくやっている」と付け加えた。(c)AFP/Justin DAVIS