【7月24日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で2016年7月、イスラム過激派が飲食店を襲撃し日本人など外国人18人を含む22人が死亡した事件で、当局は23日、イスラム過激派の8人を起訴した。警察幹部が明らかにした。

 8人のうち6人が逮捕されたが2人は逃走中だという。ダッカ警察によると8人はテロ対策法により最高刑である絞首刑になる可能性がある。

 2016年7月1日、ダッカのガルシャン(Gulshan)地区にある高級飲食店「ホリー・アーティサン・ベーカリー(Holey Artisan Bakery)」に武装した5人が押し入り、イタリア人9人、日本人7人を含む外国人らが殺害された。警察官2人も死亡した。10時間のにらみ合いの末に軍の特殊部隊が突入し、20人以上の人質を救出した。

 警察も突入し、武装した5人はその際に射殺された。首謀者でバングラデシュ系カナダ人のタミム・チョードリー(Tamim Chowdhury)容疑者を含む他の8人は、飲食店襲撃の数か月後にダッカとその郊外で行われた警察の強制捜査の際に殺害されている。

 この事件ではイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出し、イスラム教徒が大半を占めるバングラデシュで過激派をめぐる緊張が高まった。(c)AFP