【7月14日 AFP】中米ニカラグアで13日、前日にダニエル・オルテガ(Daniel Ortega)大統領に対する抗議デモで5人が死亡したことを受け、反政府派が24時間にわたるゼネストを決行した。銀行や市場、ガソリンスタンド、商店は休業し、学校も休校になるなど、街は閑散とした。

 野党支持者はゼネストについて、国全土の90%が参加していると主張したが、国営メディアは、複数の商業地域は通常通り営業したと発表した。

 2万店舗が入居する首都マナグア最大級の市場、メルカド・オリエンタル(Mercado Oriental)では、ほぼすべての商店が休業した。

 ゼネストは、反政府の連合「正義と民主主義のための市民同盟(Civic Alliance for Justice and Democracy)」の呼びかけで実施された。反政府デモが続くニカラグアでは、この3か月に約270人が死亡している。

 正義と民主主義のための市民同盟は、前倒し選挙の実施か、オルテガ大統領とその妻で副大統領のロサリオ・ムリジョ(Rosario Murillo)氏の退陣を要求。オルテガ大統領夫妻は専制的で、汚職や身内びいきを行っていると非難している。(c)AFP/Maria Isabel SANCHEZ