【7月8日 AFP】カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)でスター選手として活躍し、米プロバスケットボール(NBA)で2シーズンプレーした経歴を持つタイラー・ハニーカット(Tyler Honeycutt)が7日、ロサンゼルス警察と衝突した後に亡くなったことが明らかになった。衝突は同日未明まで続き、警察が突入したときにはハニーカットは死亡した状態で発見された。

 同選手の高校時代のコーチは、米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)に対し、27歳のハニーカットは民家に立てこもり、警察官との銃撃戦の末に自殺を図ったようだと話している。同コーチはハニーカットがロシアでプロ生活を続けていたものの、生活の適応に苦しんでいたことを明かし、「彼は良い子だったが、問題を抱えていた。私が知っている限り、自分で命を絶った」とコメントした。

 事件は6日夜に「銃を持っている男」がいるという通報で警察が出動したのが発端となった。地元テレビ局によると、ハニーカットの母親が警察に対して息子が「不安定」であることを伝えていたと報じた。

 2009年から2011年までUCLAでプレーしたハニーカットは、2011年のNBAドラフトでサクラメント・キングス(Sacramento Kings)に2巡目で指名され、2シーズンで計24試合に出場した。(c)AFP