【7月4日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)に所属する大谷翔平(Shohei Ohtani)が、3日のシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦に出場し、右肘の負傷で故障者リスト入りしてから約1か月ぶりに打者として復帰した。結果は4打数無安打だった。

 エンゼルスを率いるマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督は試合前、大谷をあまり負担の大きくない形でチームへ戻したいと話しており、この日はロードでのマリナーズ戦に6番・指名打者(DH)として先発出場した。結果は3三振を含む4打数無安打で、チームも1-4で敗れた。

 大谷は、負傷した右肘の靱帯(じんたい)を回復させるため、幹細胞による治療と多血小板血漿(けっしょう)(PRP)注射を受けていた。右投げ左打ちで、打撃による利き腕への負担はそこまで大きくないとみられることから、まず打者として復帰したが、投手として今季中に再びマウンドへ上がれるかはまだ不透明な状況となっている。

 大谷はこの日の試合まで、打者として34試合に出場して打率2割8分9厘、6本塁打の成績を残している。投手としては4勝1敗で、49回3分の1を投げて防御率は3.10。奪三振は61個を記録している。(c)AFP