【6月29日 AFP】サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)は28日、グループHの試合が行われ、コロンビアがジェリー・ミナ(Yerry Mina)の強烈なヘディングシュートでセネガルに1-0と勝利し、16強入りを決めた。

 この結果、セネガルは反則ポイントで日本を下回り、敗退が決まった。

 コロンビアと日本は、同日の後の時間帯に試合を行うベルギー、イングランドのどちらかと対戦する。

 2014年W杯ブラジル大会(2014 World Cup)で準々決勝に進み、今大会では前回以上の勝ち上がりを目指していたコロンビアは、危うくグループステージを敗退するところだった。

 しかし、期待外れの前半をビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって救われたコロンビアは後半、右サイドからのCKに合わせたミナがセネガルゴールのネット上部にヘディングシュートを突き刺し、ベスト16入りの希望を手にした。

 ポーランドが日本を相手に1-0の慰めの勝利を収めたことで、日本は勝ち点でセネガルと並んだ。しかし、今大会におけるセネガルのイエローカードの枚数が日本より2枚多い6枚だったため、ひどくつらい敗退が決定となった。

 サマラ(Samara)での試合でコロンビアのホセ・ペケルマン(Jose Pekerman)監督はラダメル・ファルカオ・ガルシア(Radamel Falcao Garcia)へのサポートを考慮し、中盤にフアン・キンテロ(Juan Quintero)、ハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)、フアン・クアドラド(Juan Cuadrado)を起用するなど、3-0で勝利したポーランド戦に出場した攻撃陣への信義を守った。

 しかし前半の途中、ロドリゲスが負傷によってルイス・ムリエル(Luis Muriel)との交代を余儀なくされ、ペケルマン監督は修正を強いられた。

 セネガルは試合終了間際に押し込んだが、アーセナル(Arsenal)に所属するGKダビド・オスピナ(David Ospina)の一連のスーパーセーブによって阻まれ、コロンビアの勝ち上がりが決まった。(c)AFP